データから読み解く!災害時になぜ防災グッズが必要なのか?
梅雨も本格的なシーズンを迎えました。
地球温暖化の影響なのか?近年は梅雨に限らず夏場の雨は一極集中の傾向が見られますね…
大雨ということで言えば、近年西日本を中心に大雨で甚大な被害が出ています。
私も九州(福岡県)で生活しており、豪雨時には家の近くの河川の水位が急激に上がり、あわてて防災グッズの準備をした記憶が昨日のように思い出されます。
結局、河川が氾濫することなく非難することもありませんでしたが常日頃から防災グッズは手元に保管しておかなければと感じました。
また、南海トラフ地震や火山の噴火(最近では特に富士山が危ないと言われています…)等…
大災害はいつ・どこで発生するか分かりません
そこで今回はこれ↓↓↓
家族で話そう、災害時の対策について
備蓄品は絶対に必要
まずは下の表をご覧ください↓↓↓
災害時におけるライフラインの復旧の日数(日本気象協会HP)より
※各ライフライン9割復旧までの日数
阪神淡路大震災(1995/1/17) |
東日本大震災(2011/3/11) |
|
電気 |
2日 |
6日 |
水道 |
37日 |
24日 |
ガス |
61日 |
34日 |
災害の状況やご自宅の状況、災害発生場所等様々な要因はありますが、大災害が発生した場合、
必ずと言っていいほどライフラインは停止します。
そして復旧するまでにかなりの時間を要します。一番早い電気ですら早くても2~3日かかりますね。場所によってはそれ以上に日数を要すると思います。
その場合、どうやって生活しますか?そもそもご自宅が倒壊した場合、どこで寝泊まりしますか?
このような状況を加味しても
防災グッズ・備蓄品は必ず必要となります。
防災グッズの普及率
ソフトブレーン・フィールド株式会社が調べたデータによると
全国で防災グッズの備蓄保有率は48.8%
防災グッズの備蓄保有率48.8%、エリア別では北海道が53.8%で最多。 ~3.11から丸8年。「防災の備えに関する意識調査」~ | ソフトブレーン・フィールド株式会社
なんと日本全国で半分以下の世帯しか防災グッズが用意されていないというデータがありました。
また、面白いのは各地域によって普及率に差があること。
ちなみに九州・沖縄地区は31.3%
災害が発生してからでは遅いですよ!
公的な支援物資がすぐに届くとは限りません。コンビニ等は人が殺到しすぐに品切れになることが容易に想像できます。
ここまでのポイント
- 災害発生時、必ずライフラインは停止する
- コンビニやスーパーは災害時に人が殺到し、欲しい商品はすぐに品切れになる
- 上記2点から事前に地震、洪水等の災害に関わらず、防災グッズや備蓄品の準備が必要となる(災害が発生した後では遅い)
どのような物を用意すればよいのか?
写真は我が家の防災グッズ(持ち出し用)になります↓↓↓
水・寝袋・トイレットペーパー・ティッシュペーパー・ウェットティッシュ・救急セット・ナイフ・簡易トイレ・非常食・子供用のオムツ等…
必要最低限の物資を準備していますが、調べてビックリ!それでも足りない…
備蓄品と持ち出し用の違い
備蓄品とは
「災害により、ライフラインが止まった場合に日頃から飲料水や保存のきく食料を保管しておくこと」
持ち出し用とは
「自宅が被災した場合等に避難所などで生活を送る為の品」
になります。
首相官邸のHPによれば、備蓄品の対策として最低3日分の対策が推奨されています。(大災害時は1週間分)
災害に対するご家庭での備え~これだけは準備しておこう!~ | 首相官邸ホームページ
水→3日分(1人1日3リットル)
非常食→3日分(アルファ米・ビスケット・板チョコ・乾パン)等
トイレットペーパー、ティッシュ、マッチ、ろうそく、カセットコンロなどなど
※水は飲料水とは別に生活用水分も用意しておくこと。(ポリタンクに水を入れる等)
持ち出し用
水・非常食・貴重品(現金・保険証・印鑑・通帳など)・トイレットペーパー等のティッシュ類や洗面用具・衣類、下着・毛布・タオル・携帯用充電器・予備バッテリー・電池・懐中電灯等が持ち出し品として推奨されています。
やはり水
仕事柄、平成28年に発生した熊本地震の際にボランティアとしてとある老人介護施設に介護応援に行きました。
地震発生から約1カ月以上が経過していたので、ある程度のライフラインは復旧していたのですが
地震発生時何が一番困ったか?を施設の職員に尋ねると「水」という答えが返ってきました。
飲料水はもちろんのこと、排泄処理や生活用水が圧倒的に足りず普段当たり前に出来ている介助が2倍3倍の時間を要する事になり、
水の使用が制限され、清潔保持という部分では満足に清潔保持が保てなかったという話を聞きました。
飲料水が満足に提供できるようになってもお年寄りの多くは「トイレが近くなる」という理由から水分摂取が少なくなり、脱水になるという悪循環も生まれたということでした。
水の重要性と水の備蓄(飲料水・生活用水問わず)の大切さがわかりました。
携帯電話(スマホ)の便利性
特に避難所では正確な情報を得るということが一番だと思います。
携帯電話は機種によってTV・ラジオ・ネットの役割をしてくれますので便利だと言えます。
また、ライト機能ありますので夜間帯での災害発生時にはライトとしても使用できます。
災害時における携帯電話各社のサービス(災害用伝言版・災害用音声お届けサービス・緊急速報エリアメール等)あります。
そして最大のポイントは携帯電話各社によってサービスが異なりますが、災害時にスマホ充電器の無料貸し出しや無料Wi-Fiスポットを提供したりしていました。
※災害状況、避難場所によってはサービスがない可能性もあります。
したがって、
携帯の充電機や予備バッテリーは防災グッズの中
に絶対に入れておきましょう!!
災害に備えて
災害はいつ・どこで発生するかわかりません!
備蓄品や持ち出し用品の準備も必要ですが、人命が第一。
日頃から災害時における家族の行動、災害の種類による避難所の確認、避難所までの避難経路、連絡方法など話し合って決めておくことが重要です。
- 自宅での安全な場所は?(タンスなどがない場所)
- 救急衣料品や防災グッズの保管場所
- 子供や老人のお世話など誰がするのか?
- 避難時の持ち出し袋の場所
- 家族の連絡方法、最終的にどこで出会うようにするか等
最後に
防災グッズ等は、アマゾンや楽天の大手通販会社でも取り扱っています。
この機会に防災グッズを購入しておいてはいかがでしょうか?
ただし家族構成によって準備する品も変わってくると思いますので、アマゾンや楽天等で購入した防災グッズに家族構成に合わせてカスタマイズしてくださいね。